埼玉・朝霞の耳鼻科 さない耳鼻科クリニック 中耳炎治療、副鼻腔炎治療

さない耳鼻科クリニック新着情報

2013年7月11日

滲出性中耳炎

中耳腔、乳突洞に液体の貯留が持続し、難聴を訴えるも急性炎症の症状を伴わない。

こどもの滲出性中耳炎

上気道の炎症に続く中耳の炎症です。中耳腔、乳突洞に液体の貯留液が認められ、難聴を訴えます。痛みなど急性炎症の症状を伴わないことが多く、学校健診などではじめて見つかる場合があります。難聴をこども自身が訴えないと、長い期間放置され、「なんとなくボオーッとしている子」になっていることもあります。原因は、鼻副鼻腔炎や鼻アレルギー、アデノイド肥大が多く、耳鼻科通院が長引くことが多い疾患です。

治療は、鼻副鼻腔の保存的治療(鼻処置、鼻ネブライザー、炎症が強いときは薬の服用)が第一です。両側に貯留液が認められるときは、難聴のためこども自身がつらい思いをするので、鼓膜切開で貯留液を排出したり、鼓膜チューブという、糸巻きのような形状の小さな管を鼓膜に留置して、液体が中耳にたまらないようにして、聴力を改善します。

滲出性中耳炎の多くは、身体が大きくなれば(中学生になる頃)自然に軽快しますが、中には、真珠腫性中耳炎という厄介な病気に進展してしまうことがあります。これは、初期に手術をすれば問題はありませんが、発見が遅れると大掛かりな手術が必要になります。また、真珠腫を放置すると、顔面神経麻痺やめまいなど重篤な病気に進展する事が多く、中には聴力を失う人もいます。耳鼻科で鼓膜を定期的に観察していれば、真珠腫を初期に発見できますので、滲出性中耳炎といわれた人は、症状がなくても時々耳鼻科を受診される事をお勧めします。