耳鼻科の病気について
疾病の種類
インフルエンザなど、ウイルス性上気道炎
ウイルス性の上気道炎は、いわゆる「風邪症候群」とよばれるもので、くしゃみ、鼻水、鼻づまり等、初期症状がアレルギー性鼻炎と類似していて、初診で鼻粘膜をみただけでは明確な鑑別は難しいことがあります。
インフルエンザは、突然発熱することが多いので、耳鼻科を受診された後、熱が出てはじめて診断がつく事もあります。
「鼻炎だと言われたのに、インフルエンザだった!」と酷評されて、耳鼻科医がつらい思いをすることもあります。
風疹、麻疹など、「喉が痛い、鼻がぐずぐずする」といった初期症状を呈し、後から身体に発疹が出てくるものもあり、ときどき、「医者で薬をもらったら、発疹が出た!」などといわれる事もあります。
ウイルス性の疾患は、有効な薬がない場合が多く、治療は安静、補液が第一です。
※新型コロナウイルス感染症についてはまだ不明な点が多々ありますので、記載は控えました。