耳鼻科の病気について
疾病の種類
甲状腺腫
のど仏のすぐ下の頸部には甲状腺という内分泌器官があり、ここが腫れる病気を甲状腺腫と言います。
原因は2つに分類され、1つはホルモンの産生異常を伴うもので、甲状腺自体が大きく腫大します。
よく知られているものに、甲状腺機能亢進症(バセドウ氏病)や機能低下症があります。
甲状腺の機能が亢進すると、イライラしたり、汗をかきやすくなったり、脈が速くなったりします。
逆に機能が低下すると、疲れやすくなり、脈がおそくなり、身体がむくんで来たりします。
2つ目の原因は、甲状腺に癌や腫瘍や、嚢腫(袋)や、こぶが出来るものです。
診断は、超音波によるものが現在最も信頼性が高いと院長は考えていますが、機械が高額で、残念ながら当院には設置されていません。
甲状腺腫が疑われる方は、専門施設に紹介させていただきます。
癌の場合の治療は、手術による摘出、放射性ヨード等があります。