埼玉・朝霞の耳鼻科 さない耳鼻科クリニック 中耳炎治療、副鼻腔炎治療

さない耳鼻科クリニック新着情報

2007年8月08日

うれしかったこと、怖い話

朝霞で開院してから、うれしいことがいくつかありました。
 ひとつは、このブログを読んでくださって、さない耳鼻科クリニックを受診された方がいらしたこと。「先生がやさしそうだったから・・・」とその方はおっしゃっていましたが、はたして、結果がどうだったかは私にはわかりません。でも、病院や医院のドアをあけるのは、患者さんにとってはとても大きなハードルだということは実感しています。相談してみたいけど、「なんていわれるか怖い」、「変な治療をされたら怖い」、「怖い病気だったら恐い」。様々な「こわい」という感情を抑えて、なを、医院を訪れざるを得ない方達の気持ちを私たち医療者は忘れてはいけないと思います。しかし、もう一方で、「つべこべ言わずに、楽になる薬をくれればいいんだよ」と、威嚇的に私たちをにらみつける人たちもいます。そんなとき薬の副作用なんてくどくど説明すると、とっても恐い思いを私たちがします。医療も人と人とのコミュニケーションですから、合う、合わない、もあるかもしれません。朝霞に来てほぼ1ヶ月。この地でどんなコミュニケーションを築いていけるのか、わくわくすると同時に怖い気もします。
 でも、うれしいことのもうひとつ。千葉で治療をさせていただいた方々が、ポツリ、ポツリとこの朝霞まで、さない耳鼻科クリニックを訪ねてくださったのです。本当にうれしい。医者と患者というより、何か、気持ちが通じている友人のような。佐内明子はちゃんとやっているか、心配して見に来てくださったのでしょうか。ホームシックになりかけていた私にとって、何よりの贈り物です。直接、朝霞までいらっしゃれないまでも、お花や暖かいお手紙もいただきました。本当にありがとう。
 明日は休診です。ホームページの、小児の中耳炎の項を書き足そうと思っています。典型的な中耳炎の鼓膜の顕微鏡写真をとらせていただいた、朝霞の某くん、ありがとう。もう、大丈夫ですか?
 写真のアップは9月になってしまいますが、耐性菌やいろんな問題がある中耳炎について、私なりの解説をしていきたいと思います。

2007年8月06日

開業4週間が経過しました。

 私も職員も、電子カルテをはじめとする様々な業務に慣れて来て、皆がそれぞれの仕事を手早くこなす事ができるようになったため、時間的な余裕も出てきました。来院される患者さんの数は、15−20人の間で、朝9時台と午後5時台に集中しています。その他の時間は、院内は職員だけ、という時間帯もあります。元々耳鼻科では盛夏の患者数は少ないのですが、私は何十年か(?)振りに、自分自身を振り返る時間が持てるようになりました。
 医者になってからは、24時間、受け持ちの患者さんや急患の方々への対応で、自分の時間と呼べるものは全くなかったような気がします。医者になる前も、人よりちょっと回り道をした私は、前へ、前へとつんのめるような生活を送っていました。
 今、一番思うのは、19歳の息子の事です。彼がまだ、よちよち歩きの頃、私は彼に言いました。「お母さんには、患者さんが一番大切なの。お前がどんなに泣いていても、だだをこねても、患者さんの具合が悪くなったら、お母さんは病院に行かなくてはならないの」。高熱を出している彼を他人に預けて、勤務についたことなんて、当たり前。夜、患者さんの急変の知らせに、彼をかごに入れて病院に駆けつけ、ナースステーションにほおりだして処置を続け、明け方、眠りこけた彼を抱いて家路についた事もありました。今、髪を黄色く染め、ギターに夢中。そして、この8月から一人暮らしを始めました。
 私は、自分の息子に何をしてあげたんだろう?
 息子が中学に入った頃、私がたまたま早く帰宅して、夕飯を作って待っていたことがありました。玄関を入った彼は、私が家にいる事に一瞬驚き、そして言いました、「お帰りなさい・・・・・」。彼は知らなかったのです。「ただいま」という言葉を。家族が待つ家に帰り、「ただいま!!」と言って、母親の胸に飛び込む、そんな当たり前の事を知らなかった。保育園が終わって、シッターさんの家で眠っている彼を迎えに行く。おじいちゃんやおばあちゃんの家で遊んでいる彼を迎えに行く。いつも、私を待っている彼は言いました。「お帰りなさい」。
 おかしい。なにか、おかしい。その時、私は思いました。患者さんと、息子と、どちらが大切か、なんて、比べることはできない。
 
 今の私には、こどもたちは、天使です。ぎゃーぎゃー泣く子もいるし、憎たらしい子もいる。でも、彼らは主張しています。僕は、私は、ここにいる、と。大人の勝手にはならないぞ。  私が、人生をもう一度生きる事ができたら、こどもを抱きしめ、思い切り可愛がって、頬ずりして、生まれて来てくれてありがとう、って、言いたい。自分の息子は、頬ずりするには・・・・、もう、髭が生えているし。

2007年7月26日

開業後2週間が経過しました

sanai

開業後2週間が経過しました。
生まれ故郷とはいえ、40年近く離れていた埼玉に戻って、実は不安でいっぱいの毎日でした。
千葉で診療していた患者さんから連絡が入るたび、なんで埼玉に来てしまったんだろう?などと、しんみりしてしまう事も正直にいうとありました。
でも、毎日20人弱の方がクリニックにいらっしゃって、それぞれの疾病についてゆっくりお話するうちに、耳鼻科医として私が患者さんにしてさしあげられる事はどこに行っても同じだ、と当たり前の事に気づかされました。

また、この期間に、私がお話させていただいた近隣の基幹病院の先生方は皆さん診療に御熱心で、積極的に病診連携を築いて行こうとおっしゃってくださり、心強い限りでした。
早速この2週間の間に、日大板橋病院、都立豊島病院耳鼻咽喉科に患者さんを紹介させていただきました。また、朝霞台中央病院では、登録医としてオープンシステムの利用もさせていただく事になり、感謝しています。

85歳の老父のために埼玉に戻った私ですが、こうやって自分自身が毎日を誠実に暮らしていくなかで、地域の皆さんのお役に立てればよいなあと考えています。

2007年7月06日

ブログ始めました!

初めまして、さない耳鼻科クリニック院長 佐内明子です。

この度、埼玉・朝霞の地にさない耳鼻科クリニックを開院させて頂く事になりまして、それに伴い
ホームページの開設も行いました。
その中で、患者様とのコミュニケーションを取れる場であったり、日々の経験の中で感じた事など皆様にお伝え出来る場が持てたら…と思い、ブログを始めさせて頂きました。

まずは簡単な挨拶ですが、今後ともよろしくお願いします!

4 / 41234