朝霞のまち

 厳しい暑さが続いています。お年寄りが熱中症で亡くなったというニュースを耳にするたびに、さない耳鼻科クリニックを訪れてくださった年配の方々を思い出しては、お元気でいらっしゃるかどうか心配になってしまいました。私が我慢できずに、電話をしてしまったお一人暮らしのかたもいらっしゃいますが、お騒がせしてすみませんでした。医院からいきなり電話が来たら、びっくりしてしまいますよね。顔はみたいけれど、医院は具合の悪いときに訪ねるものだし、便りのないのは良い便りと思うべきなのですが、自分の老父への思いと重なってしまいました。
 それはさておき、お盆あけから、昼休みに、駅を起点として20分ぐらいの範囲で朝霞のまちを歩いています。今日は、西友の先の畑の中、造成地などを歩いたあと、洋食屋さんでチキンのランチを食べました。おいしかったです!「最後のお客さんだから、サービスね。」とおっしゃって、マダムがコーヒーの中にアイスクリームを入れてくれました。朝霞のまちには、小さなお店で、家族経営で、とてもほっとするお料理を出してくれるところがたくさんありますね。駅の近くはみちが狭くて、ごちゃごちゃしている印象だったけれど、街の中を歩いているうちに、私が生まれ育った川越と同様に、「人と人との間が近い」感じに変わってきました。昔から、この地で生活されていらっしゃる方が多いのでしょう。川越の我が家と同様、ちょっと古びた木造家屋や、トタンのお家も散見しました。
 まちを歩くことによって、そのまちの空気をもっともっと吸い込むことができますように。
 今日は朝霞に来て初めての医師会の会合があります。緊張していますが、この朝霞のまちの人々の健康を支えていらっしゃる先生方と有意義な時間がもてるよう、私も精一杯話をしてこようと思っています。