スポーツ医学講習会、中耳炎治療研究会:休日の過ごし方

 28日の日曜日に、浦和で行われた埼玉県医師会主催のスポーツ医学講習会に参加してきました。朝9時半から夜6時過ぎまで、缶詰状態での勉強でしたが、とても有意義な一日となりました。全4回のうちの1回目でした。
 講義は90分が5コマ、60分が1コマで行われ、「運動と年齢」、「女性と運動」、「内分泌・代謝系の運動生理とトレーニング効果」、「運動のためのメディカルチェックー内科系、整形外科系」、「神経・筋の運動生理とトレーニング効果」等、実際にスポーツ選手の訓練に関わっていらっしゃる高名な方々のお話を直に伺うことができました。
 耳鼻科でよく出くわすスポーツ外傷としては、鼻骨骨折や鼓膜穿孔などがありますが、私は以前から、局所のみを診るのではなく、スポーツ選手の日常のトレーニングを理解した上で、耳鼻科としての対応を考えていきたかったので、開業を機にこの分野も一生懸命勉強しようと思っています。何を隠そう、私は熱烈なサッカーファンで(観るだけですが)、時間の許す限り競技場に足を運んでいます。今回は、レッズユースのチームドクターも講師にいらっしゃって、わくわくしながら、ご講演を拝聴しました(でも、私はレッズサポではありません、念のため)。
 10月第3土曜日(休診日)の19日には、福岡で開催された日本耳科学会総会に日帰りで参加し、午後には、中耳炎の最先端の治療法などみっちり勉強してきました。
 毎週木曜日は、地元(埼玉、志木、朝霞、和光市等)の様々な学術講演会が催されており、この地区の先生方の医療に対する熱心さに、一種の感動を覚えています。11月には、成人の難治性中耳炎について、自治医科大学の飯野ゆき子教授のご講演が朝霞地区医師会主催で行われます。今からとても楽しみです。
 そんなこんなで、さない耳鼻科の休診日は、院長がとても忙しい日でもあります。自分の医療レベルをいつも高める努力を惜しまないこと。それを、心に銘記して、過ごしていきたいと思っています。