顔面神経麻痺、扁桃周囲膿瘍、ストレス性難聴、蓄膿症

 今週はうれしいことが続きました。
 まず、さない耳鼻科クリニック開院初日に受診された顔面神経麻痺(顔の筋肉が動かなくなり、顔の左右が非対称にみえる疾患)の若い女性の患者さんが、すっかり良くなって顔を見せにきてくださったこと。初期治療をさない耳鼻科クリニックで行ってから、他の高度医療機関に紹介させていただいた方です。医療者側にとって寂しいことは、普通、患者さんは具合が良くなると医院にいらっしゃらないこと。便りのないのは良い便り、といつも思って暮らしていますが、やっぱり本人の顔をみると安心します。すっかりチャーミングな笑顔が戻って、職員一同で大喜びしました!
 同様のエピソードが今週は続きました。前回のブログで触れた扁桃周囲膿瘍の男性も、きちんと再診してくれましたし(良くなると来てくれない人が本当に多いのです、この病気は・・・。症状が激烈なので、良くなるときもまた急に楽になるので、治ったと思ってしまうのでしょうか?)、お仕事のご都合で2週間来院できなかったストレス性の難聴の女性も、聴力が改善していましたが、報告にいらしてくださいました。温泉治療で蓄膿症の症状がとれた!とわざわざ報告しにきてくださった年配のかたもいらっしゃいました(???)。温泉の何が効いたのか、詳しく問診しなくてはなりませんね。
 とにもかくにも、朝霞で、さない耳鼻科クリニックが開院して、もうじき2ヶ月となります。治療の成果がぼちぼちと出てきて、手応えを感じ始めています。
下図はストレス性難聴の方の記録です。上の図が治療後の聴力、下の図が治療前の聴力です。(上記の患者さんとは別の方です)

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